内覧会チェケラ

友達がマンションを買い、内覧会を一緒に見てほしいということで日曜日に見てきた。


こう見えても元建築学科卒ということで、お声がかかったのである。

その友達も同じ学校へ行っていたのだが、１年も早々に建築に見切りをつけ医学部に入りなおした男なので、俺の方が知識があると思ったのだろう。


が！


しかし！


なんと俺もそいつとほぼ同じタイミングで建築に見切りをつけていたのである！


よって、何もわからないのだ！


何もわからない！

何も知らない！

何も考えられない！



それが俺なのだ！ギャー！



ということを、前もって話していたので、ちゃんと建築の仕事をしている奴も一緒に行ったのだけど、
さすがはプロだね。いろいろとなんか指摘していた。

俺はというものの、とにかく傷の有無や水の出具合など、まあ誰でもわかるところを一通りチェックしたら、やることがなくなって、ただただ新築の部屋を徘徊していたよ。


あれだよ、新築の家って、家具が何もないから、何もできないんだよ。唯一できるのが徘徊。



それにしても、広い部屋だったなー。さすが医者。


家具を配置したら、すごいいい家になりそうであった。