鬼にゃん
蛇のみちは 団鬼六自伝
を読んだ。
この自伝相当いい。
冒頭から嘘でしょ?っていう展開で、ある程度脚色はしているのかもしれないけど、そこらの小説より全然面白い。
そして波乱万丈な人生というだけでなく、なによりその語り口や視点が絶妙で、たまらん。
自伝を読んでいる感覚が全然なく、面白いフィクションを読んでいる感覚。
昭和の空気がまたいいんだ。傑作だ。
滋賀県の彦根市はひこにゃんとか言っている場合じゃない、もっと団先生の出身地だということをアピールするべきだ。
鬼にゃんを作れ。鬼にゃんを。
ギンギンに縛られているキャラ。もしくはひこにゃんをギンギンに縛っているキャラ。
そうあってしかるべきだ。
よし描いてみよう。

うん、やめよう。気持ちわりぃわ。
最後に
鬼六豆知識をひとつ。
団鬼六っていうペンネームは
昭和6年生まれの男が鬼のような気持ちでいやらしい小説を書こうと思ったからですって。
その意気込み潔し!
さすが鬼にゃん!
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